無駄で大変なだけという声も? ワンランク上の1on1ミーティングを目指すには?

無駄で大変なだけという声も? ワンランク上の1on1ミーティングを目指すには?

うちは規模が小さいから、毎日1on1をしているよ!
そんな声が聞こえてくるほど、「1on1」というフレーズは市民権を得てきている気がします。
しかし、仕事が増えただけで効果を感じないという声も多く聞かれます。
1on1はそもそもどういうものなのかを紐解きながら、部下との面談に役立つ3つの要素をお伝えします。

1on1ミーティングとは?

1on1ミーティングとは、上司と部下が1対1でお互いの理解を深める場です。
特に、部下が主体となって話をするという点に大きな特徴がある制度といえます。
とはいえ、上司と部下という関係がある以上、部下が主体で話すなんて現実的ではありませんよね。
想像してみて下さい。
上司に、「君のための15分だから何でも話していいんだよ」と言われて、あなたは話始めることができますか?
上司が主体的に部下に質問し、話を受け止め、さらに広げてあげて…
そこまでしてようやく、この制度は成り立っています。

そもそも1on1って必要なの?

こう聞くと、上司にばかり負担があり、導入そのものにネガティブな印象があるかもしれません。
しかし、部下が一番上司に期待しているのは、話を聞いてくれることなんです。
言い換えるなら、話を聞くことこそ、上司の仕事と言えるでしょう。

もしかしたら、働き方や会社の規模によっては、先輩がいない、同僚がいない、同社の人がいない…など、会社によって様々な状況があります。
しかし、どんな会社であっても、直属の上司にあたる人はいるはずです。
上司と部下というのは会社組織の中で一番身近な人間関係です。
その上司が、部下の思いを引き出し、力にしていくということはチームで成果を作っていく際にとても大きな力となるでしょう。

効果的な1on1をする3つの力

1.聞く力
聞く力とは、相手の気持ちに配慮しながら、相手の話の腰を折らずに聞き切る力です。
声のトーンや、表情、相手の使った言葉をそのまま使うなど、常に相手に興味を持ち聞いていくことが大切です。
業務の話になると、指示したくなるのが上司としての人情ですが、そこはぐっと我慢。
「この上司は全部聞く前に指示してくる」と感じたとき、もうその上司に話す気がなくなるとともに、「指示聞いてた方が楽だ」なんて感じませんか?
そうならない為に、全部聞き切るということを徹底していきましょう!

2.質問する力
質問する力とは、部下から思いや考えを引き出す力を指します。
特に、部下その人に興味を持って聞いてあげて下さい。
一つのコツは、オープンクエスチョンを心がけることです。
オープンクエスチョンとは、質問された側が自由に回答できる質問形式のこと。
これは、1on1以外の場面でも使える技術です。
例えば、業務の進捗を確認したい時を考えて下さい。
「〇〇の締切明日だけどできそう?」と聞くと、Yes/Noでしか返ってきませんよね。
しかし、「〇〇の締切明日だけど、今どんな状態?どこまでできてる?」と聞くなら、聞かれた側もある程度自由に答えることができます。
相手から選択肢を奪わないこと。
これが、質問を有効にするコツです。

3. 認めてあげる力
認めてあげる力というのは、成果や考え方などその人の好さを言葉にしてあげることです。
仕事はできて当たり前ですが、あえて褒められたらうれしいと思いませんか?
ここでのポイントは、人に焦点を当てて認めてあげることです。
例えば、営業成績が上がったという事実をほめるのではなく、営業成績を上げるためにやっていた努力や、お客様に対する姿勢を認めてあげると良いでしょう。
成果というのを作りにくい部署や仕事というのは大いにありますし、成果を認めるにしても本人が自分の成果に満足しているとは限りません。
また、ミスをしてしまって成果が出ないという時でも、プロセスやチャレンジ精神をしっかり認めて、次につながる振り返りができれば上司と部下の関係もギクシャクしないと思いませんか?

1on1は本当に身近な関係構築に持ってこいの制度です。
部下の期待を失望に変えないように、しっかりと部下との対話を深めましょう。
今面談している部下は、あなたの関わりを見て成長していきます。
今の部下に後輩ができたとき、部下ができたとき、「あなたの真似をしたい」と思ってもらえるように工夫を重ねていってくださいね!