プログラマーのイメージと現実を斬る!

プログラマーのイメージと現実を斬る!

Q:プログラマーとは?

プログラマとは、コンピューターが理解する「プログラム言語」を用いて、色々なシステムやゲーム、ソフトウェアを作るお仕事です。
モバイルバンキングやECサイトなどのWebシステムのほか、テレビやスマートフォン、電子レンジや冷蔵庫の家電など、生活しているなかで身の回りのあらゆるところにプログラムが活用されています。

Q:SEやテストエンジニアとの共通点と大きな違い

SEはシステムエンジニアの略称で、プログラマが作るためのプログラムの設計や仕様を考えることがお仕事となります。
また、テストエンジニアは、SEが考えてプログラマが作ったプログラムが設計通りに作られているかを動作させて検証するエンジニアのことを指します。
共通していることは、ITにおける知見が必要で、プログラムが動作する仕組みがわかっていると、より生産性があがる、というところでしょうか。

違うことは、仕事の種類が違うことです。担当するフェーズも違います。
SEは基本設計〜詳細設計
プログラマは詳細設計〜プログラミング〜単体テスト
テストエンジニアは結合テスト、システムテストを担当します。

図:フェーズとタスクの対応

Q:プログラマーという仕事の抱きがちなイメージと実際

イメージ①:ずっとPCに向かって仕事をしていて人と話すことが少ない

実際は、、イメージどおりの時もありますが、現在のモダンな開発手法では、会話ナシではちょっと難しい印象です。会話とは、対面・電話・チャットも含みます。
ただし、やはりプログラマは自分のやりやすい方法で生産性を上げてアウトプット生み出す必要があり、「もくもくタイム」と言って、“自分の世界”に入って生産性を上げる時間を設けるエンジニアも居ます。

イメージ②:文系の人には向いていない

実際は、、文型出身でも活躍されているかたも居ます。ただ私の周りには文型出身でガッツリプログラミングのお仕事に就いている方は知らないです。SEやもう少し上流のプロジェクトマネージャーやコンサルタントではチラホラみるような印象です。
モノづくりが好きであれば通用する可能性はあるのかな、と感じます。

イメージ③:ブラックな職場で使い捨てられた話を聞いたことがあるけど…

実際は、、これは本当に経営者のビジョンや環境にも寄るので一概には言えないのですが、孫請け、曾孫請け、という日本に古くから根付く多重下請構造の中にある企業だとまだあるのかもしれませんが、私の周りではだいぶクリーンになった印象があります。
エンジニアファーストで、如何に生産性を向上させてエンジニアを定着させるか、と言う事に気を遣われている企業が多くなってきました。優秀なエンジニアは本当に奪い合い、と言う状況でしょうか。

Q:つらいことと楽しいこと

それぞれのフェーズ、職種によって辛いことと楽しいことは様々だと思いますが、共通して言えることは、市場が成熟しきっていないこともあり、ここまで達成すれば頂点、ということが無く、常に成長し続けていることでしょうか。
10年前にここまでスマホが普及するとは考えられていなかったことなども鑑みると、この後もどんなイノベーションが起きて、社会へ影響するのかが予想できません。

そういう意味だと、変化を楽しめない方は根本的に辛い状況が続くのかもしれません。
逆に捉えると、変化に順応できる方ではすごく楽しむことが出来るのかな、と。

Q:最後に一言

私自身が、プログラマという職業を3年ほど経験しています。すごく大切なことを学んだ3年間だった、と振り返ることが出来ます。今のIT業界で働いている基礎を作ってくれました。
私はどちらかというと人と話すこと、話を聴くことが好きだったため、マネジメント畑に進みました。色々なキャリアパスがあり、面白い業界だと思います。まだまだ頭打ちになってないですし。チャンスがあらあゆるところに転がっています。それに気がついて拾えるか、というところでしょうか。

弊社のサービスで”アイキャリア”と言うITに特化した適職診断ツールがありますので、自分がどんな職種に向いているのか、試してみても面白いと思います。それでは。