自分の感情に蓋をしていませんか?

自分の感情に蓋をしていませんか?

コロナ、台風・・どうしようもない大きな出来事が、当たり前のように日常に降りかかってきて今までと違う日々を過ごしている皆さま、いかがお過ごしですか?
 我慢しているのは自分だけじゃない・・あの人たちに比べたら自分の辛さなんて小さなこと・・迷惑をかけてはいけない・・
そんな風に自分に言い聞かせて、我慢をしていませんか?自分の心に蓋をして、感情を押し殺していませんか?

実はこれってとても危険なんです。自分の感情に蓋をしてしまう、気づかないふりをする・・
自分で自分のことを否定してしまうに近いことをしているんです。
こんな風に思っちゃいけない、感じちゃいけないと自分の気持ちにずっと「NO」を言っているんです。こんな辛いことはありません。そしてある日、心のSOSに気づかないうちに、心だけではなく身体まで参ってしまったり、気持ちが爆発してしまって乱暴な行動になってしまったりする。そう、心と身体、行動はすべてつながっています。そうやって表面化されたとき、もう心はボロボロな状態になっているのです。

では、そうならないためにどうしたら良いのでしょうか?

自分の感情に蓋をするのではなく、しっかりと受け止めてあげてください。
喜怒哀楽、どの感情も大切です。怒りや悲しみは良くない感情として、気づかないふりをしてしまう人がいますが、どの感情も大切なんです。
受け止めてあげる。そして「ああ、私こんなに辛いんだ・・こんなに怒っているんだ・・」と気づくことが大切です。そしてその気持ちをどうコントロールしていくか、抑制ではなくコントロールしていくことが大事なんです。気づくからこそ、コントロールを考えることができるんです。

例えば、コントロール法の一つに「ストレス解消法」があります。あなたはどんな解消法をお持ちですか?
「今のご時世、それができないから困るんだ!」と旅行好きな方、居酒屋で大勢で飲むのが好きな人はおっしゃるかも。そうですよね、それすら叶わないのが今なのかもしれません。
であればこの機会だからこそ、新たな解消法を見つけてみるのも手です。ちょっと考えてみて、新たにやってみませんか?

そして誰にでもお勧めしたいのが「語る」ということです。感情を言葉で出すことによりそのストレスが減ると脳科学的にも言われています。
カタルシス・・心の浄化です。
友人・家族・同僚・先輩、だれでも構いません。「今すごく愚痴言いたいんだけど、聞いてもらうだけでうれしいんだけど、お願いできる?」と頼んでみませんか?そして思いきり聞いてもらったら、「今度は私が聞くね」とお互いに愚痴りあうのもいかがでしょうか?

もし、身近にそんな人がいない・・かえって心配かけるから・・あの人聞くの苦手だからな・・・と、思い当たる人がいなければ、ぜひキャリアカウンセリングを受けてみませんか?プロのカウンセラーに聞いてもらいましょう。

え?キャリアカウンセリングで愚痴っていいの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、もちろん大歓迎。愚痴って、ありたい自分の姿の現れだと思います。愚痴ることでまた自分に気づくことができます。
 そして、じゃあ「そうあるために」これからどうしよう・・なんて先のことを一緒に考えてみませんか?そうなると、ちょっと心が軽くなったり、ワクワクしたり、先がちょっと楽しみになる・・それは素敵なことですね。

どうぞ皆さま、自分の気持ち・感情を大切に。
それって「自分を大切にする」というとても重要なことなんです。