そこにいてくれるだけで、新しい風が吹いてくる

そこにいてくれるだけで、新しい風が吹いてくる

4月になった!
と思ったら「あっ」という間に1週間です。道端には花が咲き、ちょっと気分もウキウキ・・
真新しいスーツに身を包んだ新入社員のグループに会うと思わず「頑張れ!」と言いたくなります。大学で就活支援をしている立場から、ついつい親のような気持ちになってしまうのかもしれません。

また、企業でもキャリア相談をしているので、入社半年を過ぎた頃から新入社員のカウンセリングをする予定があります。さあ、今年はどんな相談があるでしょうか。

カウンセラーになる前、私は一つの企業で約20年勤めていました。
勤務年数が長くなると、いつも通りの1日が始める・・とマンネリになりがちですが、そんな私に4月の新入社員の配属はとても新鮮で刺激的でした。
「おはようございます!」という朝の挨拶に「ハッ」とし、キラキラと、そして何もかもが「新鮮」という姿に、こちらまでが初心に戻ることができるのです。
「なぜこうなっているんですか?」などのとてもシンプルな質問に「ドキッ」としたり、教える立場としてもう一度業務の見直しをして「あれ?今のやり方と違う?」なんていう気づきを得たり。

学生さんが就活の相談で「自分は入社して役に立つのか?」と不安な気持ちを語りますが、そう、新入社員は「そこにいるだけで」十分に役に立っているのです。
不安や緊張を感じながらの仕事、学ぼうという姿勢、素朴な疑問、わかった時の笑顔、わからない戸惑い、誰に教わろうか・・
働くことにおいて、大切なことを改めて周囲に見せてくれる存在なのです。
どうしても毎日の仕事が「繰り返し」になりがちなところに、新しい風を運んできてくれる存在なのです。
新入社員の皆さんは今そこに「いてくれる」ことがとても大切なんです。だから、自分を信じて、新鮮な気持ちで毎日を過ごしてください。
上司も先輩も同僚も、そんなあなたを見守っていますよ。