人の相談に乗るのがしんどい時にできる対策【つらくならない為にできること】

人の相談に乗るのがしんどい時にできる対策【つらくならない為にできること】

「仕事ですから仕方ないんですけど・・・」
そう枕詞を付けて語るのは、リーダーや人事の人。
もちろん、人の相談に乗るということ自体は誰しもが行っていることです。
一方で、「仕事」として行っている人は少ないんじゃないでしょうか?
私たちカウンセラーは仕事として行っていますが、人事やリーダーの人は「話を聞くこと」はメインの仕事だと感じていますか?

今つらい状態を解消するにはこちら→ 記事:【つらい時にできること】

つらくならないために

前回の記事では、逃げたり頼ったりすることについて書きましたが、逃げてばかりではいけないような思いをもっているのではないでしょうか?
今日は、そもそもつらい状態にならないように、あらかじめできる対策についてお伝えします。
できることは、大きく分けて二つ。
マインドセットとスキルアップについてお伝え致します。

マインドセット

  • 境界線を設定する
    「ここまでで私は限界」と、自分の中での一線を作りましょう。
    一線を越えてくるような人であれば、専門家に任せましょう。
    あなたがつらくならないことと、相談相手が立ち直ることが大切。
    自分の限界を理解し、相手に対して適切な境界を設定することで、自分の心の健康を守りましょう。
  • 自己肯定感を高める
    「私はこの話なら聴ける。それ以外は専門外」
    というように、まずは自分の価値を定義しましょう。
    自分の価値を理解し、他人の意見や相談に左右されず、自分を大切にしましょう。

スキルアップ

  • 自分の感情を認識する
    簡単に言えば「自分の気持ちに正直になる」ということですが、これはスキルと考えるべきです。
    辛いのに辛くないような対応をしてしまったり、仕事柄作り笑いが癖になっていたりと、環境によっては自分の正しい感情が分からなくなってしまいます。
    自分の辛さに誠実に向き合うことで、辛い相談への対処が可能になります。
  • 相手の立場を理解する
    相談者の視点から物事を考えることで、適切な対応やアドバイスができるようになります。
    立場ややっている仕事が違うというだけでなく、価値観が違うという根本的な違いに目を向けるためのスキルを磨いていきましょう!
  • リスニングスキルを向上させる
    傾聴力の強化というフレーズで研修などが行われているように思います。
    ただ、リスニングスキルを鍛える前に、自分の気持ちや相手の気持ちに目を向けることができるようになっていないと、スキルだけ磨いても成果はでません。
    出ないというより、やらされ感が強く、相談されるような仕事から完全に逃げたくなるケースもあります。
    相手の話をじっくり聞くことは、仮説だった相手への理解を深め、自分の感情を処理しながら、適切な対応ができるようになる一歩です。

まとめ

相談が苦手という話は比較的聴く話ではありますが、聴くスキルがあれば楽になるのかと言えば違います。
楽になるかどうかは、あなたの感じ方次第なのですから。
自分の気持ちに向き合ったり、相手を想像してみたり、泥臭い行動が多いように見えますが、一つづつ積み上げていくことで「面談上手」になれますよ!
試してみてください!

投稿者プロフィール

木村 俊夫
木村 俊夫
自信が無くて引きこもっていた自分が前に進めたきっかけは「聴いてくれる人」でした。大学卒業後から起業し「聴く」ことをベースに活動をしています。教育、面接、マネジメント、カウンセリング、講師と様々な複業の実践家でもある。
現在は「カウンセリング」の良さを広げる伝道師として活動を続けている。