【#2 カウンセリング実例】カウンセリングで気持ちがスッキリする理由は?

【#2 カウンセリング実例】カウンセリングで気持ちがスッキリする理由は?
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みなさんこんにちは。
今日は、「何で話をすると気持ちがスッキリするのか」についてちょっとお伝えして行きたいと思います。
というのもですね、カウンセリングを終わった後って“なんかスッキリしました”っていう感想をめちゃくちゃ多いんです。
もし、読んでくださっている方の中に受けたことがある方ねいらっしゃいましたら“確かにすっきりしたなあ”って思うこともあるんじゃないかなと思います。
では、それがなんですっきりするのかすっきりしたのかということを、今日はカウンセラーが本気で考えてみたいと思います!

■人は話したい生き物

まず大前提として 私たちは 自分のことを意外とね話したい生き物なんじゃないかなと思います
よく人は一人じゃ生きられないという表現をすることってあると思うんですけれど、これは綺麗事でもなんでもない。
私たちって、以外と助け合うとか誰かと一緒じゃないと生きていけない定めみたいなのはあるんじゃないかなと私は思っています。
もちろん、山奥で自給自足をしながらずっと一人で暮らすっていうことは出来ると思います。
でも、“できる”と“やる”っていうのは全然違います。
やっているという人を、私は見たことがない。
カウンセリングをしていても、人が嫌いだという人は居ます。
でも、よく話を聴いてみると、人が嫌いなんじゃなくて、自分のことを受け入れてくれる人が欲しいという主張だったりする。
それくらい私たちって誰かと一緒に居ないと寂しいとか、つらいとか思ってしまったり、助け合おうっていうような社会性みたいなものを持った生き物なんだっていうのが大前提にあるんじゃないかなと私は思っています。
このように、私たちって人と話したい生き物人と話したい生き物だからこそ、話すっていうことで何が解消されるのか。
これを考えていかないといけないのかなと思ってます。

■原因がわからないと不安が増大

さてまずは、スッキリの背景にある不安というものを考えてみます。
不安というのは不思議なもので 対象が分かんないからずっと不安になる。
何に不安なのかが分からないから対処のしようがない。
何が悪いか全く分からないけど、ずっとうまくいかない…とか、何が悪いか全く分からないけど 体調はずっと悪いとかってなんか怖くないですか?
例えば、頭痛がするし咳も出るしね風邪かなって思って病院に行ったとします。
けれど、診察の結果「何もわかりません。正常です。なんで咳が出るんでしょう。頭が痛い理由も不明です」っていう診断だったら納得しますか?
むしろ、不安が増大しちゃうんじゃないでしょうか。
もしかして、自分だけ誰も知らない病気なんじゃないか…とか、悪い方に考えてしまう人ももしかしたらいるかもしれない。
だから、病院に何のために行く理由を一言で言えば、病名をもらって安心するために行ってるんじゃないかなって私は思ってます。
風邪だよって言われたら、風邪薬を飲んでゆっくり寝てれば治るなって思えるから安心するんですよね。
このように、不安って人に明確にしていかないとスッキリとは程遠い状態になりかねないんです。
言い方を変えれば、話をして整理する中で、名前を付けたりと、これが原因だよっていうのがわかると、安心するんです。

■話すと頭の中が整理される

安心するために、私たちは話をして気持ちを整理します。
その整理前の気持ちを、モヤモヤするとか ぼんやりすると表現しているに過ぎないと思います。
それが、はっきり・くっきりというような状態になることが、スッキリの正体です。

これは、別に解決するという話ではありません。
話をして解決するんだったら、カウンセラーは大儲けですよね。
毎日のように相談者さまが来て、話しましたスッキリしました解決しましたって帰ってくださる。
話すだけで全てが解決するなら、めちゃくちゃいいお仕事になると思う。
でもそんなことないですよね。
私たちがやっているのは、整理をしたりとか よくわかんなかったものがわかるようになるっていう明らかにしていく作業をしています。

でも、この明らかにする作業っていうのがめちゃくちゃ大切。
例えば、お仕事がこのままやっていけるのか不安で不安で仕方がないという状態は、そのまんまじゃ絶対に解消されないです。
なぜかというと何が不安なのか全然明確じゃないから。
話を聴いて、整理して、モヤモヤがはっきりした段階で、何をすればいいのかが分かり始める。
何をすればいいか分かるから、やることが定義できる。
このようにカウンセリングにおける解決とは、私たちとの対話の先にある、あなた自身が行動することで実現することなのです。

■まとめ

いかがだったでしょうか
やっぱり私たちはどこまで行っても誰かと一緒にコミュニケーションをとりながら生活をして行く生き物だと思います
だからこそ、お互いにモヤモヤしているところを引き出しあってみて下さい。
頭の中を整理しあえるような関係が築けたら、お互いにウィンウィンの関係が築けるんじゃないかなと思います。
しかも、これはスキルじゃなく、心がけでできることだったりもします。
例えば、部下だから、年下だからとかそういうことを考えずにコミュニケーションをとるようにしてみてはいかがでしょうか?
あなたの今漠然としている夢や将来像も誰かに話すことで、明確になるかもしれません。
ただ、部下には話せないこと、家族には話せないことというのも良くあるかと思います。
その際は、カウンセラー木村をご指名くださいね。

投稿者プロフィール

木村 俊夫
木村 俊夫
自信が無くて引きこもっていた自分が前に進めたきっかけは「聴いてくれる人」でした。大学卒業後から起業し「聴く」ことをベースに活動をしています。教育、面接、マネジメント、カウンセリング、講師と様々な複業の実践家でもある。
現在は「カウンセリング」の良さを広げる伝道師として活動を続けている。