頼まれても断れない人へ!誰でもできる断り方のフォーマット

頼まれても断れない人へ!誰でもできる断り方のフォーマット

皆さんはドラえもんを知っていますか?
私が見ていたころとは声優さんが全員変わってしまって、ドラえもんそのものに時代の流れというかキャリアの変遷というか、そういったものを感じます。
「何か違う…」と感じてしまうドラえもんの中でも、キャラクターの性格や対応だけはやっぱり変わっていませんよね。
登場人物の中のしずかちゃんは、物腰穏やかだけど自分のことを優先しながら、相手を立てることができる人柄として描かれています。
例えば、以下のような感じです。
「しずかちゃん、来週の土曜日遊びに行こうよ!」
「ありがとうのび太さん。でもごめんなさい。来週の土曜はバイオリンのお稽古があるの。日曜日ならいいわよ」
この流れこそ、断り方のコツが満載だと私は思っています。

断り方のポイント


①ねぎらい/感謝を伝える
声をかけてくれた相手に、ねぎらいや感謝を伝えましょう。

②明確に断る
基本的には、ダメなものはダメ。
「その依頼には答えられません」と明確に答えましょう。
クッション言葉を使うこともおすすめです。
・誠に残念なのですが~
・心苦しいのですが~
・お引き受けしたいのですが~
など、断る前の心遣いを考えてみてください。

③状況を伝える
なぜ断るのかを伝えてあげることで納得感が増します。
また、より具体的に答えることができれば、さらに良いでしょう。
例えば、土曜は都合が悪いんです。より、土曜はバイオリンのお稽古があって都合が悪い
と言われた方が納得感があるのではないでしょうか?
ビジネスの世界でも、今日中に最優先で仕上げることを依頼されている仕事が詰まっておりまして…等、しっかり連携できれば、仕事の調整にもつながるかもしれません。

④代案を出す
どうやれば依頼を叶えられるのか?についてお伝えしましょう。
今はダメだけど、後ならOKなのか?
場所が悪いのか?
どんな条件なら引き受けられるのかを明確に伝えていきましょう。

嫌いな人からの誘いを断るときは?


嫌いな人からの誘いは断りたいものです。
ですが、何度も断るのもしんどいですし、目を付けられそうで嫌だ…
そんな思いも出てきますよね。
そうならないようにするポイントは、「嫌いな人からはそもそも誘われないようにする」こと。
嫌いな人からの誘いを断るときは、感謝と代案を出すことを控えましょう。
「誘っても全然乗ってこない…」
そう思ってもらえれば、誘われる回数も減るはずです。
ただ、明確に「いやがらせ目的」で誘ってきている相手がいるとしたら、残念ながら効果は薄いです。
この場合であっても、しっかりお断りし、まずは自分の時間を取られないようにすることが一番です。

感謝や代案が無いことは「自分が嫌われている判定」に使えるの?


使えません。
あくまで、今回お伝えしているコツは技術です。
断られる時の一言は、断っている本人のコミュニケーション力や、取り巻く状況、誘う側のタイミングなど様々な要素があります。
「感謝や代案を示してくれないから、私は嫌われているかも?」なんて思いこまないでくださいね!
自分にとって大切な相手なのであれば、「また誘ってもいい?」など、好意を届けてみてはいかがでしょうか?

上司からの依頼を断る際には?


例えば上司から、「〇〇さん、今週中に××についてまとめてもらえますか?」
という依頼をどうしても断りたい場合であれば…
「お声かけありがとうございます!ただ、誠に申し訳ないのですが今のままではお引き受けできない状況でして…。実は今週中に最優先と依頼されているタスクが〇〇件あるんです。優先順位付けの見直しをしていただいたり、期限を延ばしていただければ対応できますがどうしましょうか?」
といったように、断るというよりは相談という形に近づけることを目指してみてください!

まとめ


断るというのはネガティブに映りがちですが、断れないプレッシャーがある職場よりは断れる環境のほうが健全な組織だと私は思います。
また、断ることができないと仕事量の調整もできず、マネジメントにも影響を及ぼします。
何でもかんでも断っていたら評価も下がるでしょうが、自分の限界を知り、次のステップを考える際も「断る」ということは大切です。
ネガティブな要素をポジティブに変えることはできません。
ただ、ポジティブな結果を作ることはできる。
私はそう思っています!

投稿者プロフィール

木村 俊夫
木村 俊夫
自信が無くて引きこもっていた自分が前に進めたきっかけは「聴いてくれる人」でした。大学卒業後から起業し「聴く」ことをベースに活動をしています。教育、面接、マネジメント、カウンセリング、講師と様々な複業の実践家でもある。
現在は「カウンセリング」の良さを広げる伝道師として活動を続けている。