人に頼むときのコツ紹介!依頼、できてますか?

人に頼むときのコツ紹介!依頼、できてますか?

昇進したけど、部下に頼むのが苦手です…
頼まれたら全力で出来るんですが、頼むのは負けた気がして…
日常生活においても、誰かに頼むということは必要です。
必要だと分かってはいても、頼みづらいということも多数あるのが現実。
この記事では、「人に頼む」ということを少しだけやりやすくするヒントを紹介します。

頼むのが苦手な理由


配慮しすぎ
「あの人はきっと今忙しいと思うし…」
「仕事を押し付けられたなんて言われたら嫌だし…」
「以前断られたし次も…」
実際にはどのような状況なのか、聴いてみないと分かりません。
それに、話をしてみないことにはわからないこともたくさんある。
頼むこと自体がコミュニケーション手段です。

自信が無い
「ちゃんと頼める自信が無い…」
「質問されたらどうしよう…」
「伝え方が苦手で…」
苦手を克服する必要はありませんが、この記事を読んでいるあなたはきっと「頼めるようになりたい」と思っているのではありませんか?
スキルの問題は鍛えることができますから、少しづつできるようになっていきましょう。

自分でやる方が早い
「頼むより自分でやった方が早い」
「頼んでも二度手間になるから…」
日本の管理職と呼ばれる人は、プレイングマネジャーがほとんどです。
マネジメントよりもプレイヤーとしての実績を買われているケースも多く、自分のやり方に固執しがちな部分もあります。
もちろん自分のキャリアを活かすという意味では、自分がやる方が早いです。
しかし、会社全体をレベルアップさせるには、「部下に経験させる」という視点も大切になってきます。

頼み方のコツ


①命令を依頼に変える
〇〇しなさい!を、〇〇していただけませんか?に変える
例)
「年末調整のための書類を早く出してください!」

「年末調整のための書類をご提出いただけませんか?」

②ネガティブな表現をポジティブな表現に変える
~できません。を、~できる。に変える。
例)
「年末調整のための書類を出してもらわないと、年末調整できません」

「年末調整のための書類を出していただければ、年末調整手続きが早くできます」

マインドセットを含めた準備について


自分の気持ちを整える:
自分が何を感じているのか、どうしてそのような気持ちになるのかを理解することが重要です。
何で頼みたいと思っているのかが明確になれば、頼みやすさもぐっと上がるでしょう。

ストーリーを考える:
依頼や断りのシナリオを事前に考えておくことで、緊張を軽減し、自信を持ってコミュニケーションを行えるようになります。

明確で簡潔に伝える:
言いたいことをはっきりと伝えることが大切です。
無駄な言葉を省き、簡潔に伝えることで相手に誤解を与えることなくコミュニケーションを行えます。

相手の立場を考慮する:
相手の立場や気持ちを考慮し、相手にも理解してもらいやすいような言葉や表現を使うことが重要です。

タイミングを見極める:
依頼はタイミングが重要です。
相手が忙しそうな時や気分が良くなさそうな時は避け、適切なタイミングで伝えることが大切です。

ポジティブな言葉を使う:
ポジティブな言葉や表現を使って、相手に好意的な印象を与えることが重要です。
頼む前に感謝の言葉を添えるなどして、相手に悪い印象を与えないようにしましょう。

自分を責めない:
誰もがコミュニケーションに苦手な点があります。
うまくいかなくても自分を責めず、練習を重ねることで、徐々に改善していくことが大切です。

まとめ


頼むという行為は、プロセスでしかありません。
特に、仕事の完成以外の意味を考えてみてください。
自分が何を達成したくて人の力を借りるのかが明確になっていれば、人の力を借りる以外の方法が最適な場合もあるでしょう。
例えば、自己投資のタイミングだと思うなら、自分でやることも大切。
育てることが仕事なら、依頼しながら経験させていくことが大切になるでしょう。
このように、取捨選択しながら適切な仕事分担をしていくことがあなたと会社を育てることに繋がりますよ!

投稿者プロフィール

木村 俊夫
木村 俊夫
自信が無くて引きこもっていた自分が前に進めたきっかけは「聴いてくれる人」でした。大学卒業後から起業し「聴く」ことをベースに活動をしています。教育、面接、マネジメント、カウンセリング、講師と様々な複業の実践家でもある。
現在は「カウンセリング」の良さを広げる伝道師として活動を続けている。