【生きやすくしよう】あなたにもある?考え方のクセが自分を追い詰めているかも?
「相談しても、いつも軽く返されるからもう相談しないことにしてます」
あなたのまわりにもいるんじゃないでしょうか?
聞いてくれないとかじゃなく、レスポンスに不満があるというケース。
同じ出来事が起きたのに、あの人は平然としている。
何で自分だけ…
そんな思いを抱くのは、思考のクセが影響しています
思考のクセとは?
思考のクセとは、専門的には認知のゆがみと呼ばれることが多いです。
我々が自分の経験、情報、および信念を解釈する際に、主観的な判断や誤った推論によって生じる、認知的な歪みのことを指します。
つまり、情報を受け取る方法や判断する方法にはバイアスがかかり、事実を正確に反映していない傾向があるということです。
陥りがちな思考のクセ
思考のクセを幾つかご紹介します。
確証バイアス:
自分の信念や仮説を支持するように、情報を選んで解釈する傾向です。
例えば、たばこを吸っている人が、「タバコは体に悪い」という情報が受け入れがたい時。近所の長生きだと言われているおじいちゃんは全員タバコを吸っていた。
という、自分に都合の良い事実だけを持ってきて、たばこを正当化するような場合を指します。
仕事をしている時も、自分が正しいと思っていることと関連した情報ばかりを集めてしまって、客観的な資料が作れなくなるのもこのバイアスが影響しています。
ネガティブバイアス:
不快な情報や出来事に対して、過剰に注意を向ける傾向。
言い換えれば、悪いことばかりに目を向ける傾向のことです。
ネチネチ言ってくる上司などはこのバイアスにかかっていることが多い気がします。
小さいミスの訂正ばかりを求めたり、叱責したりして、仕事に取り組んでくれたことへの感謝やチャレンジへの賞賛を全くしなくなる。
もしかしたら、まわりにいるかもしれませんね。
白黒思考:
完璧主義と言われる思考の傾向。
少しの失敗も認められず、完璧ではないならば失敗であると断じてしまう傾向です。
ネガティブバイアスと異なっているのは、自分の中に「完璧な姿」があるかどうかです。
その完璧な姿と比べて、今の仕事の出来はどうか?という判断を下すことで息苦しくなる。
最高を目指すことはとても素晴らしいことですが、ご自身を追い詰めてまで目指すべきものでしょうか?
目指すべきものだと考えてしまうのが、この思考の傾向です。
アンカリング効果:
元々示されていた情報に判断が影響されてしまう傾向。
分かりやすいのが「価格設定」です。
例えば、自分の中で「コーラは150円」と強く信じている場合、旅館などの自販機でコーラが230円だった場合に高いと感じてしまう。
逆に、バーに飲みに行く予算を1万円と見積もっていたのに、会計時は6000円だったなら?
きっとその店を良心的だとか、安いだとか感じるはずです。
先入観に基づく判断:
あらかじめ持っている信念や先入観に基づいて、情報を解釈する傾向。
良くあるのが「学歴フィルター」という言葉です。
あの人は東大だから、的を得た意見を言っているに違いない。
あの人は中途採用だから、即戦力になるに違いない。
実際は、そんなわけないじゃん?という感じなんだと思いますが、「〇〇だから」と決めつけてかかることは実生活でも多いように感じます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これらは、人々が物事を判断する方法に影響を与え、誤った結論に至る可能性があります。
そのため、自分の思考のクセを理解し、それらに対処するための戦略を立てることは、より正確な判断を下すために重要です。
少なくとも、「あ、私は今確証バイアスに囚われているかもしれない」
こう思えるだけで、別の選択肢も見えてくるはずですよ!
投稿者プロフィール
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自信が無くて引きこもっていた自分が前に進めたきっかけは「聴いてくれる人」でした。大学卒業後から起業し「聴く」ことをベースに活動をしています。教育、面接、マネジメント、カウンセリング、講師と様々な複業の実践家でもある。
現在は「カウンセリング」の良さを広げる伝道師として活動を続けている。
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