【目標設定の基本はSMARTの法則】一目置かれる目標設定の方法を身に着けよう

【目標設定の基本はSMARTの法則】一目置かれる目標設定の方法を身に着けよう

「また目標設定の面談です…」
「目標設定させられても、やる気にもならないし面談時間の分仕事できないし散々です」
「俺の目標は楽して生きるなんですが、上司には言えませんよねw」
新年度も明けて、改めて目標を立てましょう!なんて言われている人も多いのではないでしょうか?
目標設定と一言に言っても、得意な人と不得意な人が結構はっきり分かれているように思います。
今日は、不得意な人でも簡単に目標が立てられる「型」をお教えします。
既にしっかり目標が立っている人は、ズレが無いかを本記事で確認してみてくださいね。

SMARTの法則


夏までにダイエットをする。という目標は、果たして具体的でしょうか?
具体的と思われる人もいるかもしれませんが、夏とはいつを指すのでしょうか?
夏までにというのは、夏の終わりまででしょうか?夏が来る前まででしょうか?
このように、言葉というのは曖昧ですから、より具体的な目標にするためにSMARTの法則を参考にしてみてください!

S、M、A、R、Tのそれぞれの項目

SMARTの法則は、目標が達成可能であることを確認するための有用な指針です。
SMARTとは以下の項目からなります。

S(Specific):具体的であること
ダイエットをする。という目標は、果たして具体的でしょうか?
具体的と思われる人もいるかもしれませんが、ダイエットとは何を指しますか?
このように言葉というのは曖昧ですから、より具体的にしましょう。
例)ダイエットをする→痩せて俳優の〇〇さんのような体形になる。

M(Measurable):測定可能であること
簡単に言うと数値を入れよう、ということです。
ダイエットの例でいえば、何キロ痩せたいと思っているのかです。
例)ダイエットをする→5キロ痩せる

A(Achievable):達成可能であること
目標が高すぎてクリアできない状態になってしまうと、目指すことを辞めてしまいます。
ダイエットでよくあるのが、夏までに15キロ痩せる!という感じの目標。
1年で15キロなら目指せるかと思いますが、1ヵ月で15キロでは達成不可能なのではないでしょうか?
目標を持つことは良いですが、「今の自分に達成できそうなこと」を目標にしましょう。

R(Realistic):現実的で目的と関連性があること
目的が達成できる目標であるかを見て下さい。
目標を立てるということは、目的を達成する手段でしかありません。
達成しても、目的が果たされないようならば、その目標は意味が無いものということになります。
例えば、Aさんと付き合いたいという目的の中で、自身を付けるために「ダイエットする」という目標ならきっと理解できる人が多いんじゃないでしょうか?
しかし、「同じ趣味の人としか付き合う気が無い」と一度振られたAさんとどうしても付き合いたいという目標ならどうでしょう?
いくらダイエットを頑張っても、趣味が違っている以上付き合えませんよね?
このように、目的と手段の整合性をチェックしていかないと、達成してもむなしい目標になってしまいます。

T(Time-bound):期限が設定されていること
メリハリをもって、とはよく言いますが、期限のない目標はいつまで経っても達成できません。
期限の中で最大限に成果を出すことが、目標を達成することに求められます。
例)夏までにダイエットをする → 6月30日が終わる前にダイエットをする

上記のポイントを抑え、ダイエットをするという目標を記載するなら、以下のようになります。
NG:夏までにダイエットをする
OK:6月30日までに5キロダイエットをし、高尾山を登り切れる体形になる!
といったように、分かりやすい目標を立てることができるようになりますよ!

まとめ


いかがだったでしょうか?
この法則はもちろんビジネスや目標設定面談の際にも活かせます。
特に、数値と期限を大切にしてみてください。
例えば、1ヵ月で新規のお客様を20件商談し、フィールドセールスに10件引き渡せるようにする。
といったように考えるだけで、振り返りもしやすい目標を立てることができますよ!

投稿者プロフィール

木村 俊夫
木村 俊夫
自信が無くて引きこもっていた自分が前に進めたきっかけは「聴いてくれる人」でした。大学卒業後から起業し「聴く」ことをベースに活動をしています。教育、面接、マネジメント、カウンセリング、講師と様々な複業の実践家でもある。
現在は「カウンセリング」の良さを広げる伝道師として活動を続けている。