リスク管理？難しそうに見えますが、実はみんなに必要な考え方でした

2023.07.11
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１章：はじめに

「あ、もうちょっとで契約できたのに…」
最後の最後でコケてしまった…
そんな経験ってありませんか？
今日お話するリスク管理というのは、そういったことを防ぐための手段です。
ビジネス上はもちろんそうですが、私たちの生活においてもリスク管理は発生します。
思わぬトラブルが起きた。
これは全て、リスク管理に抜け漏れがあることなのです。

第2章：リスク管理って？

リスク管理とは、組織が直面するリスクを特定、評価、そして制御するプロセスのことです。
リスクがありますね、では管理したことにはなりません。
「これだけのリスクがあり、特にこのリスクがかなり大きな影響を与える為、このように制御したいと思っています」
ここまで考えられて初めて「リスク管理」です。
言い換えれば、リスク管理は、あなたや組織が予期しない問題に適切に対処し、目標を達成するための重要なツールです。
失敗を防ぐことは、成功するための鍵とも言い換えられますから、その重要性は過小評価できません。

3章：リスク管理についてするための5つのポイント

リスクの特定: まず最初に、組織が直面する可能性のあるリスクを全て特定します。これには、市場の変動、法規制の変更、技術の進歩など、内部外部のさまざまな要因が含まれます。
リスクの評価: 次に、特定したリスクが組織にどの程度の影響を及ぼす可能性があるかを評価します。これは、リスクの確率とその影響の大きさを考慮して行われます。
リスクの優先順位付け: リスクの重大性に基づき、対策を講じるべきリスクの優先順位を決定します。
リスク対策の計画: リスクを軽減、回避、転嫁、または受け入れるための戦略を策定します。これは、リスクの性質と組織のリスク許容度に基づいて決定されます。
リスクの監視とレビュー: リスク管理のプロセスは継続的であるため、組織は定期的にリスクを再評価し、必要に応じて対策を調整する必要があります。

これらのポイントを踏まえて、リスク管理を行うことで、予期せぬ問題が発生したときでも迅速かつ適切に対応することが可能となります。

4章：リスク管理を行わないとどうなる？

リスク管理は、ビジネスやプロジェクトを成功させるための重要な要素です。しかし、リスク管理を適切に行わないと、様々なデメリットが生じます。それらのデメリットを理解することで、リスク管理の重要性をより深く理解することができます。

1. 予期しない問題に対応できない

予期しない問題が発生したときに対応できなくなる可能性があります。
リスク管理は潜在的な問題を事前に特定する効果がありますから、あらかじめ対策を立てることに繋がります。
これにより、問題が発生したときに迅速に対応することが可能となります。

2. プロジェクトの遅延やコストオーバーラン

意識しておかないと、プロジェクトの遅延やコストオーバーランが発生する可能性がでてきます。
本来であれば予算や納期を守るというのは当然のこと。
しかし、リスクを軽視するとそれがうまくいかなくなる。
プロジェクトのスケジュールや予算を守るための重要なツールと位置付けて検討を続けてください！

3. 信頼性の低下

あなたの企業やプロジェクトの信頼性が低下する可能性があります。
あらかじめ、リスクに対しての対応計画をステークホルダーに共有したり、ノウハウの有無を示したりすることができれば、問題が発生したときに適切に対応する能力を示すことにつながります。
これにより、顧客やパートナー、メンバーからの信頼を得ることに繋がります。

4. 法的な問題

法的な問題に直面する可能性も忘れてはなりません。
契約、履行、納品など様々なフェーズにおいて、私たちは法律に則って仕事をしています。
プロジェクト前は大丈夫だったが、プロジェクト終盤で法的問題が出てきた…なんていうこともないとは限りません。

おわりに

いかがでしたか？今回の記事では、リスク管理について詳しく解説しました。
リスク管理とは、組織が直面するリスクを特定、評価、そして制御するプロセスであり、組織が目標を達成するためにリスクを最小限に抑えるための重要な手段です。
正直、面倒くさい。
特に忙しい現場の人ほどそう思われる方も多いと思います。
リスク管理は大変ですが、失敗の目を限りなくゼロに近づけるという意味で、なくてはならない考え方です！

投稿者プロフィール

木村俊夫

自信が無くて引きこもっていた自分が前に進めたきっかけは「聴いてくれる人」でした。大学卒業後から起業し「聴く」ことをベースに活動をしています。教育、面接、マネジメント、カウンセリング、講師と様々な複業の実践家でもある。
現在は「カウンセリング」の良さを広げる伝道師として活動を続けている。