【これだけ押さえる】カウンセリングとコーチング

【これだけ押さえる】カウンセリングとコーチング

色々なお仕事で「人の話を聴く」ということをお仕事にしています。
私たちの領域では、コーチングと何が違うの?と聞かれることも多いのですが、使い方を間違えるととてもがっかりすることもありますのでご注意下さい!
そこで、今日はカウンセリングとコーチングの違いをお伝えし、使い分けるコツをお伝えしますね!

カウンセリングとコーチングの違い

一言で言えば、目的やアプローチ方法が違うだけ。
カウンセリングは過去に向き合い頭の中を整理します。
コーチングは未来を目指し、できることを整理します。
過去を抱えたままでは未来に希望が持てませんし、過去に固執してしまうと未来そのものがありません。
どちらも大切な関わり方で、個人や組織が目標を達成し、問題を解決するために役立つ対話によるサポートです。

カウンセリングは、個人が過去の経験や感情、行動について掘り下げて、改めて追体験・理解することを中心に据えたものです。
分かりやすいのは心理カウンセリングでしょう。
例えば、相談者が過去の出来事やトラウマによって苦しんでいる場合、それらに関して経緯や気持ちその他をお話していくことになるでしょう。
クライアントが自分自身を理解することで、「それでいいんだ」という認める気持ちや「間違ってなかったんだ」という肯定感を高めることができるので、心の健康が促進されます。
この点はキャリアコンサルティングでも活かされています。
ご自身の将来や「こうしたい!」という未来への希望に向かって進むためには、過去に向き合うことが必要だったりもします。
過去の失敗や自分の評価が気になって動けない。
そういう場合はカウンセリング的なアプローチでお話を聞かせていただいています。

一方、コーチングは、目標達成するための支援が大きな目的です。
手段を見つけることや、自己成長、能力開発ということが取り扱われることが多いように思います。
キャリアコンサルティングを行っていても、将来の目標を達成するために!というような場合は、コーチング的な関わりを行っていますよ。
コーチングは、個人や組織が抱える問題を直接解決するのではなく、課題のクリアに必要な能力を開発することを目指します。
クライアント自身が解決策を見つけ、自己実現を達成することを重視するという点は、キャリアコンサルタントと同じ領域ですね。

キャリアは…カウンセリング?コンサルティング?

キャリアカウンセリングと、キャリアコンサルティングは同じ文脈で使うことが多いですが、私は使い分けだと思っています。
カウンセリングが必要であればカウンセリングモードでお伺いします。
コンサルティングが必要であればコンサルティングのように。
どちらにせよ、あなたのことについて深くお伺いすることになるので、リラックスと話せる環境が大事になりますよ!

最後に

人生の中の「仕事」というテーマを考えてみて下さい。
読んでいるあなたに必要なサポートはどちらでしょうか?
失敗を繰り返しても、もっと自分の人生を楽しみたいという人はほんとに多くいらっしゃいます。
あなたのお話も伺わせてくださいね!

投稿者プロフィール

木村 俊夫
木村 俊夫
自信が無くて引きこもっていた自分が前に進めたきっかけは「聴いてくれる人」でした。大学卒業後から起業し「聴く」ことをベースに活動をしています。教育、面接、マネジメント、カウンセリング、講師と様々な複業の実践家でもある。
現在は「カウンセリング」の良さを広げる伝道師として活動を続けている。