アメリカでは〇〇が適用!? 日本とアメリカのカウンセリングの差とは?
- 2020.08.18
- キャリアカウンセリングについて
先日、国内のカウンセリング状況を調査しているとき、「この辺りアメリカではどうなのだろう?」と思い、少し踏み込んでみたのですが、カウンセリングの記事と言うのはもともと少なく、かつ海外の状況を事細かく伝えているところはありませんでした。 調査した内容が少しでも参考になれば嬉しいです。
Q:こんなに違う!日本とアメリカのカウンセリング事情
日本とアメリカのカウンセリング事情を一覧に纏めてみました。
<表1>日本とアメリカのカウンセリング事情
一番の大きいのは、保険が適用されるということです。歯医者さんや美容院のように月一回くらい予防として利用することができる、というところです。
映画でも、椅子を丸く並べてグループセラピーを受けているシーンなど、すごく一般的なイメージがあります。
Q:なんでこんなに差があるの?
アメリカでは学校にもスクールカウンセリングがあります。恐らく生活の中に深く浸透しているため、誰でも気兼ねなく「ちょっと行ってみよう」と言う感覚で利用しているのではないでしょうか。
一方日本では、今でこそ「働き方改革」や「ワークライフバランス」などが大きく謳われる時代になりましたが、「ガマン」とか、「長時間労働」が美徳化されていた時代があったように、日本独自の文化が気軽にカウンセリングに行くことを阻んでいたように思います。
Q:アメリカのカウンセラーと日本のカウンセラーで一番違うのはどこだと思いますか?
私が聴いたところによると、日本のカウンセラーは感覚が鋭いと言うのか、空気を読む力に長けているというのがアメリカ人カウンセラーの話でした。クライアントの目の動きやボディランゲージ、汗、話し方の抑揚など、非言語領域のところが優れている、ということでしょう。
一方、アメリカ人のカウンセラーは、非言語領域以外のところで勝負しているのが一般的である、と。言語を上手く利用しクライアントの思いを引き出すのでしょう。言語特性として、日本語よりも英語の方が語彙数が少ないため、言語領域でクライアントが想いをストレートに伝えやすいのかもしれません。
<表2>各国語を90%理解し使いこなすための語彙数
Q:アメリカのようなカウンセリングインフラは、日本でも必要かどうか教えて下さい。
私は、ひとりひとりにかかりつけのカウンセラーが存在する世の中を創り上げたいと思っています。どんなときでも気軽に相談できるような存在が近くにいるだけでどれだけ心強いでしょうか。
私自身も以前カウンセリングに救われました。約2ヶ月間のセッションで感じた強烈な体験は今でも忘れられません。
普通に生活していても風邪を引くのと一緒で、ココロが弱ってしまったり辛い思いをすることはあるはずです。そんなときに気軽に相談できるひとがすぐ隣にいることで酷くなってしまう前に、気持ちを抑えることが出来る。そんな仕組みを創って行きたいです。
Q:カウンセラーとして最後に一言
あなたの周りには、何でも自分の思いを素直に打ち明けられる人は居ますか?
コロナ禍においては、今まで当たり前だったことがそうではなくなりました。これからは何かのストレスと常に一緒に居ることが必要となってきます。
カウンセリングは、クライアントとの間に守秘義務というのがあり、プライベートなことは一切他に漏らさない、と言う決まりがあります。
私でも、うちのメンバーでも、あなたの話を聴くメンバーが複数おります。
気軽に連絡してみませんか。
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