ちょっと幸せな気分

ちょっと幸せな気分

星野源さんと新垣結衣さんの結婚発表に、驚いた方も多かったのではないでしょうか?もちろん私も、Yahooニュースで知って「うそ!すごい!ドラマ通りになっちゃった!」とびっくり。帰宅途中の電車の中で「知ってる?」ってラインを複数人に送ってしまいました。(キャリアブリッジの会社Slackにも!)

そして、「私もびっくり・・」などの共感メールやびっくりマークがつくと更に嬉しくなってしまったり・・驚きと幸せな気分を日本中が共有したのではないでしょうか?加えて、芸能界などの様々な人の反応を記事で読んだりして、さらに共有感を満喫。コロナ禍で閉塞感もある中、ニュースと共にとてもさわやかな風を感じたのは私だけではなかったと思います。

そして、ミーハーな私はニュースだけでは足りず色々な方のインタビューを拝見しました。中でも興味深かったのがお笑いのオードリーの若林さんの話。ラジオでの語りが掲載されていたのですが、結婚のニュースが流れた後に星野源さんから若林さんのスマホに着信があったという話。折り返しの電話で、「おめでとう」をどう伝えようか悩んで、シナリオまで作って、誰にも聞かれないように、車の中で震える手でボタンを押して電話をかけたということ。それなのに、ただただ「おめでとうございます」を何回も言うしかなかったという話に、「良い人だな~」とお人柄を感じてしまいました。星野さんのこと、本当に尊敬していているという語りの中で、「世の中の男性は新垣さんロスになる人が多いのだろうけど自分は星野ロスになっちゃった。吊り橋効果で、ドキドキが恋に変わっちゃったのかな?」と話を締めくくっていらっしゃったのです。

そこで感動したのが、「吊り橋効果」という心理学的な言葉をさらりと使われていた事。人柄だけではなく、博識な方だと感心してしまったのです。

さて、吊り橋効果とは?「異性と一緒に吊り橋にいると、その異性に好意を持つ」というものです。吊り橋の揺れの恐怖で心臓がドキドキしているのを、一緒にいる異性への好意・ドキドキと錯覚してしまうということで「不安状況で性的魅力が高まる状況」という文献もあるのです。デートにお化け屋敷に行く、ジェットコースターに乗るというのは、好きな人に好意を持ってもらう(錯誤に陥れるとも言いますが)とても心理学的な戦略なのですね。

さらっと「吊り橋効果」なんて言葉を使う若林さん、博識と感心しましたが、もしかしたら「どうしたらモテるか?」とか研究した賜物だったかもしれないなあ・・と一人で想像をめぐらせて、ニヤニヤしてしまいました。