悩みすぎ?お仕事で自分を追い詰めてしまう事例Vol.1

悩みすぎ?お仕事で自分を追い詰めてしまう事例Vol.1

仕事をしていると悩みは尽きないものですが、あなたはどうでしょうか?
カウンセリングの場で語られる悩みの中で最近増えてきているのが、悩みすぎてしまうというケースです。
昔からよくあるケースではありますが、悩みすぎる事例の中から今回は3回に渡って紹介していきたいと思います。

完璧主義

第一回目は、完璧主義。
「完璧な仕事がしたい…」皆さんもそのように思うでしょうか?
最初に言いますが、完璧な仕事なんてありません。
自分が完璧だと思える仕事のレベルが人によって違うだけです。

私生活で当てはめてみると分かりやすいかもしれません。
例えば、自分は汚いし整っていないと感じている部屋を、パートナーが全く片付けてくれないという場面。
「何で片付けないの」
「いつも自分ばかりが片付けている」
「こんな汚い部屋で何で平気なんだろう」
こんな思いを持ちながら日々ストレスをためているという声をよく聞きます。
しかし、これはあなたが悪いわけでもパートナーが悪いわけでもないケースが大半です。
パートナーにとっては「汚いし整っていない」と感じていないからこそ気に留めないし、片付けない。

実は、仕事も同じ。
全て自分を基準に考えてしまうことが、自分を追い詰めてしまいます。
「何でやらないんだ」
「もっとできるはずだろう」
「また自分が修正して完璧にしなくては…」
仕事は特に、自分一人ではできません。
やってもらわなくてはいけません。
自分だけが頑張っても、良い成果はでないのです。
こうして、自分をどんどん追い詰めていくことになるのです。

さらに悪いことに、自分では完璧主義だと思っていないケースがとても多いです。
気づけるのは、「メンタル不調」になってからだった。
そうこぼす人が多いのが現実です。

チェックしてみよう!

もし、読者の中に以下の項目で思い当たる人がいらっしゃったら注意してみてください。
□周りの人の仕事にイライラしてしまう
□人の仕事について「自分ならもっとできるのに」と思う
□メンバーに指摘したいこと・改善してもらいたいことがたくさんある
□できないのは自分のスキル不足だからだと考えてしまう
□いつも仕事に追われている気がする
□期限を一杯まで使って完成度を高めたいと思ってしまう

終わりに

完璧主義の人がいるから、質の高い仕事ができるのも事実です。
・アイデアを出して概ねの形を作るのが得意な人
・ディテールを決めて完成まで伴走する人
・仕上げの段階で力を発揮する人
チームメンバーには色々な人がいるはずですから、ご自身の特性とうまく付き合っていきましょう!

疲れた時は、人と話してみるのがオススメです。
あなたのことを一番よく知っているのはあなたですが、あなたでは見えないところを見ることができるのはあなた以外の誰かです。
ちょっと負担に感じたら、ちょっとだけ話をしてみませんか?

投稿者プロフィール

木村 俊夫
木村 俊夫
自信が無くて引きこもっていた自分が前に進めたきっかけは「聴いてくれる人」でした。大学卒業後から起業し「聴く」ことをベースに活動をしています。教育、面接、マネジメント、カウンセリング、講師と様々な複業の実践家でもある。
現在は「カウンセリング」の良さを広げる伝道師として活動を続けている。