とりわけ女性に向いているIT職種って?
IT業界にて女性ならではの活躍できる可能性のある職種を
調査結果と今までの経験から考察してみました。
調査結果から見てみましょう。
経済産業省の調査
『IT人材需給に関する調査』2019年3月 みずほ情報総研株式会社
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf
10ページ目
「本試算では、「離職率-入職率」は、厚生労働省の雇用動向調査によれば、情報通信業の男女別の離職率に大きな差異が見られないことから、性別による違いは考慮していない。」
43ページ目 図3-28「IT人材の年齢分布の推移」
「2030年には25歳から34歳の人材が最も多くなることが予測されている。」
情報通信業(IT業界)においては、男女の雇用動向の差は大きく差異が無いこと
2030年には25歳から34歳の人材が最も多くなること
⇒ IT業界においては、若い女性にとって活躍するチャンスが多い
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の調査
『IT人材白書2020』 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
https://www.ipa.go.jp/files/000085256.pdf
10ページ目
ユーザー企業が採用したIT人材の直前の業種中途採用したIT人材の直前の勤務先業種(従業員規模別)では、前職がほとんどIT業界であり、他業界からの転職はほとんどない
14ページ目
ユーザーの採用・確保状況中途採用の割合が最も多い
36ページ目
転職理由「給与を上げたかったから」がダントツで多い
中小企業で育てられたIT人材が中堅、大手企業が中途採用していくと言う構図
厚生労働省の調査
『働く女性の状況』 働く女性に関する対策の概況(令和元年1月~12月)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/josei-jitsujo/dl/19-01.pdf
25ページ目
「大学生の就職状況 産業別学卒就職者「平成 31 年3月に大学を卒業した者のうち、女子の就職者を産業別にみると、「医療,福祉」が 19.3%と最も多く、次いで「卸売業,小売業」14.7%、「製造業」9.5%、「教育,学習支援業」9.0%、「情報通信業」8.7%となっている。前年に比べると「医療,福祉」は前年と同じ、「卸売業,小売業」は 0.3 ポイントの低下、「製造業」は 0.3 ポイントの上昇、「教育,学習支援業」は 0.2 ポイントの低下、「情報通信業」は 0.8 ポイントの上昇であった。」
26ページ目
職業別学卒就職者「職業別にみると、女子は「専門的・技術的職業従事者」が 40.0%と最も多く、次いで「事務従事者」29.8%、「販売従事者」20.1%の順となっている。
※これはIT関係も含まれると想定される。
大卒でIT企業を選択する女性が増えてきており、かつ専門的で技術職への就職が多いこと
弊社カウンセリング実績より
約5,000セッションのキャリアカウンセリングの結果より、下記の傾向が見受けられています。
※定量的なエビデンスはありません。
- 我慢強さ
- 段取り力
- 計画性
- 協調性
- 感謝
まとめ
全てを総合すると、
大卒の女性が中小IT企業に入社し、そこである程度の実力を身につけて大企業へステップアップしていくようなキャリアプランが見えてきます。
弊社実績も鑑みると、以下の職種が女性に向いていると結論づけました。
Webや制作物のディレクション業務:プロジェクトの進捗管理やステークホルダー間のコミュニケーション管理を担当
テストエンジニア
プロダクトやプロジェクト品質を高める活動全般を担当
カスタマーサクセス(カスタマーサポート)
プロダクトやサービスを使うユーザー向けのサポート活動全般を担当
※これ以外の業務が向いていない、と言う事ではありません。より向いていて活躍が期待できるフィールドを掲出しております。
参考にしていただけると幸いです。
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