キャリアとは?本当の意味を理解してキャリアを考えよう!

キャリアとは?本当の意味を理解してキャリアを考えよう!

キャリアカウンセラーの岸まゆみです。

あなたは、「キャリア」と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?
「キャリア」の意味を考えることなんて、日常生活ではなかなか無いかも知れませんね。

「キャリア=仕事」というイメージが強いかも知れません。
しかし、実はキャリアという言葉が意味するのは、仕事のことだけではないのです!

キャリアとは「生き方」そのもの

一言で言うと、キャリアとは、「生き方」のことです。

ラテン語で車輪の通った後(轍・わだち)を意味しており、一人ひとりの走ってきた道を振り返ると、それがキャリアとなっています。

そのため、就職や出世・転職・現在の仕事…といったものだけではなく、ボランティアや趣味、家庭のことなど、プライベートでの活動も含めた、あなたのこれまでの人生そのものが「キャリア」なのです。

「キャリア」については、様々な人物や団体が定義をしています。
ここでは、代表的な定義をいくつかご紹介しますね。

心理学的知見による定義

①人が生涯を通じて関わる一連の労働や余暇を含むライフスタイル

②役割統合に影響を与え、かつ相互に関連する現象としての労働、教育、家族などの選択に当たって個人を援助することに含まれる包括的概念

③人が生涯に行う労働と余暇の全体

④自分が何をするか、自分をどう見るかを結びつける現象的、行動的概念。それは社会的環境、将来計画、能力や特性などとの関連で、自己をどう見るかを規定する。

出典 木村周著 (社)雇用問題研究会 キャリアコンサルティング 理論と実践 5訂版

何やら難しい熟語が多いですが、「余暇」という言葉が含まれているのが印象的ですね。

例えば私の場合、趣味のフットサルやピアノ弾き語りはもちろん、漫画を読むことやYouTubeを見ることも「キャリア」に含まれるということですね。

組織や社会学的な視点を重視した定義

①仕事に関連した経験と活動に結び付いた一連の自覚的態度と行動

②個人が時間と空間にしたがって進む組織化ないしパターン化された経路

③会社や組織において階級の上昇を示すものとしての外的キャリア、自己のキャリア形成がその人の自己概念を構成するという内的キャリア

④事業所内のある職業の上向異動の機会

⑤事業所内のある職業の上向異動と水平移動のすべての機会

出典 木村周著 (社)雇用問題研究会 キャリアコンサルティング 理論と実践 5訂版

こちらも様々な用語が出てきましたが、③に登場した「外的キャリア」と「内的キャリア」という言葉に注目したいと思います。

「外的キャリア」というのは、職務経歴書に記載するような、客観的に見たキャリアです。
「内的キャリア」というのは、価値観や興味関心といった主観的なキャリアです。

内的キャリアには、「私はこのような働き方がしたい」「私はこれを大切にしている」といった、その人らしさが現れます。
外的キャリアだけでなく内的キャリアにも目を向けて、自分らしさを大切していきたいものですね。

キャリア発達の理論家 スーパーによる定義

①人生を構成する一連の出来事

②自己発達の全体の中で、労働への個人の関与として表現される職業と、人生の他の役割の連鎖

③青年期から引退期にいたる報酬、無報酬の一連の地位

④それには学生、雇用者、年金生活者などの役割や、副業、家族、市民の役割も含まれる

出典 木村周著 (社)雇用問題研究会 キャリアコンサルティング 理論と実践 5訂版

「人生を構成する一連の出来事」とあるように、人生で起こる出来事や、その中で形成された価値観など、仕事のことだけでなく人生全体のことを指しているということが分かりますね。

まとめ

今回ご紹介した以外に、厚生労働省や文部科学省も、それぞれ「キャリア」について定義を示しています。

それぞれの人物や団体によって定義の示し方は様々ですが、キャリアとは「生き方」を現わしているということを、ご理解いただけたのではないでしょうか。

私たちキャリアカウンセラーは、みなさまのキャリア、つまり生き方の支援をしています。


次回の記事では、私たちが行っている「キャリアカウンセリング」とは何なのかについてご紹介しますね。