メンタルヘルスの4つのケアとは?(セルフケア)

メンタルヘルスの4つのケアとは?(セルフケア)

キャリアカウンセラーの岸まゆみです。
本日は前回の記事の続きです。

(前回の記事はこちら)
精神力が強くてもメンタル不調になる可能性はある


今回からは4回に分けて、厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」の中で示されているメンタルヘルスの4つのケアをご紹介します。

最近は積極的に心の健康対策(メンタルヘルスケア)への取り組みを進めている企業も増えているため、あなたもこの「4つのケア」について耳にしたことがあるかも知れません。

私の言葉で1つずつ説明していきますので、既に知っているという方は、再確認・復習をするつもりで読み進めてみてください。

まず、本日の記事で紹介するのは4つのケアのうちの1つ、「セルフケア」です。

セルフケアとは

セルフケアは、その名の通り、私たちが自分自身で行うことのできるケアのことを指します。「働く人が自らのストレスに気付き、予防対処していこう」ということです。

また、事業者は働く人たちに対して、「セルフケアが行えるように教育研修や情報提供を行うなどの支援をすることが重要である」と厚労省の指針に示されています。

1人1人のメンバーはもちろんですが、職場の管理監督者にとってもセルフケアは重要です。事業者はセルフケアの対象として管理監督者も含める必要があります。

具体的には、私たちが下記のようなことをやっていくことが求められています。

ストレスやメンタルヘルスについて正しく理解すること

「ストレス」「メンタルヘルス」とは何なのか、いざ聞かれると「あれ?何だろう?」と迷ってしまいませんか?
漠然とした理解でいると、良く分からない相手に対して戦いを挑んでいるような感じになってしまいます。何となく分かるかも…という状態ではなく、自分が立ち向かう相手はどういったものなのか、まず「知る」ことが大事です。

ストレスやメンタルヘルスについて知るには様々な方法がありますが、厚生労働省が提供している働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト:こころの耳を一読してみてはいかがでしょうか。

ストレスチェックなどを活用し、ストレスに気付くこと

自分のストレスの度合いや、その原因を分かっておくことは、自分を守ることに繋がります。

過去の私もそうでしたが、頑張り屋さんの方は、自分のストレスに気づいていない場合があります。以前の職場で休職をする前の私は、ストレスチェックの結果、驚くほどストレスが高い状態であることに気づきました。
(その時は「やばい!」と思ったものの産業医にも相談せず、もちろん上司にも誰にも弱音を吐かず我慢していたら限界が来てしまいました)

会社でストレスチェックが実施されていない場合は、先ほど紹介したサイトこころの耳にて、5分でできる職場のストレスチェックが実施できますので参考にしてください。

「自分はストレスなんかない」と思っている人もチェックしてみると、意外とストレスが高いかも知れません。

ストレスへの対処をすること

ストレスをゼロにできれば気楽に過ごすことができるのでしょうが、なかなかそうはいきませんよね。
私は「仕事をしなくて良いならストレスがないのにな~」なんて軽率な考えをしていたこともありますが、よく考えると休日でも「スマホの電波が悪い」「スーパーのレジが混んでいる」など、ちょっとしたことがストレスになっているように思います。

仕事をしていると、自分の思い通りにいかない事なんて山ほどありますよね。ストレスの原因は身の回りの至るところに多く存在しています。

ストレスが発生するのは仕方がないので、従業員がそれぞれ、自分のストレスへの「対処」をしていくことが大事です。

できる限りストレスが溜まらないようにしつつ、ストレスを感じても自分なりのストレス発散法があると良いですね。
日頃から良質な睡眠を十分に取り、体の健康状態を良好に保っておくことも有効です。

あなたはこれを聞いて、「それができれば困らないよ!」と思われたかも知れませんね。個人がストレスを対処する方法については今後、別の記事で詳しくお話できればと思っています。

あなたは自分なりの「ストレスを溜めない方法」「ストレス発散法」がありますか?

まとめ

セルフケアについて私なりに簡単な説明をさせていただきましたが、いかがでしょうか?

メンタルヘルスは企業が取り組むべきことではありますが、働く私たち一人ひとりが自分のメンタルケアをすることで、自分自身を楽にすることができると思います。

実際に取り組んでみると難しい部分もありますが、まずはセルフケアのことを知り、何か1つでも実践してみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

岸まゆみ
岸まゆみキャリアカウンセラー
2010年より介護サービス企業の法務に10年間携わり、マネジメントも経験。自分がカウンセリングを受けて気持ちが楽になったことからカウンセラーになることを決意。2020年より生活保護受給者の就労支援カウンセラーとして従事した後、2021年10月にキャリアブリッジへ入社。2021年よりフリーのキャリアカウンセラーとしても活動中。