【セルフケア】自分を客観的に見るだけで心が軽くなる

【セルフケア】自分を客観的に見るだけで心が軽くなる

キャリアカウンセラーの岸まゆみです。
私は、元々かなり自己肯定感が低く、いつも自分に自信がありませんでした。

しかし、カウンセリングに出会ったことがきっかけで「どうすれば自己肯定感を高めることができるのか」を知り、いろいろなことを実践してきました。今でも自己肯定感が下がり、「自分は何の役にも立っていない」とネガティブになってしまうことがありますが、自己肯定感が高い状態で過ごせる日の方が多いです。

今回からは、そんな私の体験から学んだことも含め、「自己肯定感を高めるセルフケア」についてお伝えしていきます。

自分を客観視する

あなたは嫌なことがあった時、どんな感情になりますか?その感情の裏には、どんな思いがあるのでしょうか?
自己肯定感が低い状態で何か嫌な事が起こると、自動的に自分を責めてしまったりします。
しかし、自己肯定感が高い状態でいれば、嫌だと思うようなことがあっても、それを「チャンス」と捉えたり、楽しんだりすることができます。

自己肯定感を高めていくには、まず、そんな自動的に反応してしまう思考のクセを変える必要があります。

そのためには、「自分を客観視すること」が大切です。嫌な感情を感じても自分を俯瞰して見ることができるようになると、毎回イライラしたり落ち込んだりすることなく、自分の感情を自分でコントロールできるようになります。

自己肯定感が下がっていることに気づく

どんな人でも調子が悪い時や、心が疲れてしまう時はあります。そんな時、「今、自分は自己肯定感が下がっているな」と気づくだけで心がスッと楽になったりします。

「自己肯定感が下がっているからダメなんだ」と責める必要はありません。今、「自分は苦しい状態なんだな」と認識するだけで良いのです。

自己肯定感が下がっている時は、ちょっとした他人の行動や発言がきっかけで落ち込んでしまったり、いつまでも同じことでクヨクヨ悩んでしまったりします。その感情を無理に抑えたり、自分を否定しなくても大丈夫。自分の状態に気づくことが大事なのです。

日常生活の中で、特に嫌な感情を感じた際は、「今の自分の自己肯定感はどうかな?」と意識してみましょう。
そして、「なぜ、自分はこのように感じているのか?」と考えてみます。

例えば
「上司に怒られたから、自己肯定感が下がってモチベーションが上がらない」
「体調不良で自己肯定感が下がっているからモヤモヤする」

こんな風に、今のあなたの状態を「自己肯定感」に注目して見ていくのです。
こうすることで、自分を否定するのではなく、「今は自己肯定感が下がっているからうまくいかないのだな」と心の切り替えができるようになります。

自己肯定感はいつも上下に動く

自己肯定感は、平均的に高い人と低い人がいます。だた、どんな人でも自己肯定感は少しのきっかけで上下します。今日1日だけでも、あなたの自己肯定感は上下しているはずです。

自分にとって嬉しいことがあれば自己肯定感は上がり、つらいことがあると下がるため、環境や状況によって変わります。どんなにメンタルが強い人でも、その人にとって悪いことが起きれば気持ちが落ち込んでしまうものです。

ですから、自己肯定感は上下するものだと認識し、いつも自分の感情をフラットな状態に戻すように意識することが大切です。そのように意識して過ごすと、自動的に自己否定してしまうことがなくなり、本来の自分を取り戻すことができます。

自分の感情に目を向ける

本来人間は五感が備わっており、感性豊かな動物です。喜び・怒り・悲しみなどの感情によって涙を流す動物は人間だけだと言われているほど。しかし、現代社会は忙しく、感情を感じている暇がないのです。そのため、感性が鈍感になっている人が多いのが現状です。

ですが、感性はみんな本来持っているものなので、意識をすれば磨くことができます。この「感性」の豊かさが自己肯定感の高さにつながるのです。

だからこそ、「今、自分はどんな感情を感じているのか」「それはなぜなのか」ということを、日常生活で意識してほしいと思います。そうすることで、どんなきっかけで自己肯定感が下がっているのかが分かります。

今、あなたは何を感じていますか?
そして、それはなぜでしょうか?

最後に

今回は、「自分を客観視すること」についてお話しました。
自己肯定感を高めるためには、今の自分の状態を客観的に見て知るところからがスタートです。

人間は、自分が思っている以上に、1日に何度も感情を感じています。
ぜひ、自分の感情に目を向けて、客観的に見てください。
わいてきた感情を否定する必要はありません。「今、私は〇〇と感じているんだな。」でOKです。


(セルフケア関連 参考記事)
自己肯定感を高めよう

投稿者プロフィール

岸まゆみ
岸まゆみキャリアカウンセラー
2010年より介護サービス企業の法務に10年間携わり、マネジメントも経験。自分がカウンセリングを受けて気持ちが楽になったことからカウンセラーになることを決意。2020年より生活保護受給者の就労支援カウンセラーとして従事した後、2021年10月にキャリアブリッジへ入社。2021年よりフリーのキャリアカウンセラーとしても活動中。