【セルフケア】自己肯定感を高めよう

【セルフケア】自己肯定感を高めよう

「悩みごとが尽きない。1つ解決してもまた別のことでモヤモヤしてしまう」
「漠然とした不安や心配を感じる」
「自分に自信が持てない」

あなたは、このような状態になっていませんか? もし1つでも当てはまることがあるとしたら、あなたの自己肯定感が低くなっているかも知れません。

自己肯定感とは

「自己肯定感が高い」というのは、いつもポジティブでいることではありません。自己肯定感とは、ありのままの自分を肯定的に受け入れている感覚のことを言います。

例え欠点や苦手なことがあったとしても、「これが自分なんだ」と認めることができれば、ありのままの自分を否定せず受け入れることができます。そして、周りの人からマイナスな評価を受けたとしても、「自分はこのままでいい」と肯定することができます。

自己肯定感が高いか低いかは「生きやすいか」「生きにくいか」に直結します。

自己肯定感が高い人と低い人の違い

自己肯定感が高い人

他人の目を気にせず、他人からの評価に振り回されることがありません。ダメ出しをされても受け流すか、自分をさらに伸ばしていける点だとポジティブに捉えることができます。

優れた能力がなくとも、優秀な成績が残せなくとも、「自分には価値がある」と思うことができます。「私はこれでいい」という強い思いがあれば、周囲の言葉に惑わされて自信をなくすこともありません。

例え何か悪い出来事が起きたとしても、それを乗り越える精神力があるため、どんな状況でも人生を楽しむことができます。自己肯定感が高いほど、人生が豊かになり楽しくなるのです。

自己肯定感が低い人

例え周りからほめられたとしても、「あの人みたいにはできない」とマイナスな面を見てしまうなど、自分に自信を持てません。「自分はダメだ」「どうせ私なんて・・・」というように、物事をネガティブに考えてしまいがちなのです。

いつも他人の目や「自分はどう思われているのだろうか」と周りからの評価を気にしてしまい、心が疲れています。誰かから指摘をされたりすると、自分を否定してしまい、精神的に不安になってしまいます。

自己肯定感が低くなる原因

自己肯定感が高いか低いかは、幼少期の家庭環境によって変わります。幼少期に親からほめられることが少なかったり、あまり親に遊んでもらえなかったり、兄弟と比べられたりして育った場合、自己肯定感が低くなる傾向があります。

親にあまり怒られたり否定されずにのびのびと過ごし、些細なことでもほめたり認めたりしてもらい、「あなたはいるだけで良い」と言われて育った人は、自己肯定感が高くなります。ですが、なかなかそのように育てられる親がいないのも現状です。

日本人は自己肯定感の低い人がたいへん多いです。日本の教育が、「決められた1つの正解を出すこと」「みんなと同じであること」を求められる環境であったがために、必然的に「周りと比べてしまう」「たった1つの解と異なることを言えば、間違っていると言われる」という状況になってしまったのです。

そして、「みんなと同じでなければいけない」「間違ってはいけない」というような思い込みを持ってしまい、どんどん自分に自信がなくなり、自己表現をするのが怖くなっていくのです。

自己肯定感はセルフケアで高められる

例え自己肯定感が低い状態で大人になったとしても、今から自己肯定感を高めることはできます。

自己肯定感の高め方については、本やインターネット上に情報がたくさん出回っています。そのため、あなたも既に何か試したことがあるかも知れません。

私もこれまでに様々な方法で自己肯定感UPを試してきましたが、なかなか思うような効果が感じられないことも多々ありました。

自分の体験からお伝えすると、「自己肯定感を上げよう!」と思ってもすぐに上げられるものではありません。自己肯定感UPの方法を知ったからといって、数日間試しただけでは全然効果がないのです。

「痩せよう!」と思ってダイエット法を知ったからと言って、すぐに痩せられないのと似ている気がしますね。ダイエット成功のためには、食事を変えたり、運動したり、日々の生活習慣を変えていく必要があります。それと同じように、自己肯定感を高めるためには、自分を大切にする思考や行動を積み重ねて「習慣化」していく必要があるのです。

最後に

今日は「自己肯定感」をテーマにお届けしました。
実は、全ての悩みの原因を探っていくと、「自己肯定感」につながります。
つまり、自己肯定感を高めることができれば、全ての悩みの解決につながるということなのです。

前回までの記事でメンタルヘルスのケアについて書いてきましたが、自分で自分のメンタルを整える「セルフケア」には、いろいろなやり方があります。

次回からは、自己肯定感を高める「セルフケア」についてより具体的な考え方や方法をお伝えしていきたいと思います。上述したように、やり方を知ってちょっと試しただけでは変わりませんが、何かあなたの日常生活のヒントにしていただければと思います。


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投稿者プロフィール

岸まゆみ
岸まゆみキャリアカウンセラー
2010年より介護サービス企業の法務に10年間携わり、マネジメントも経験。自分がカウンセリングを受けて気持ちが楽になったことからカウンセラーになることを決意。2020年より生活保護受給者の就労支援カウンセラーとして従事した後、2021年10月にキャリアブリッジへ入社。2021年よりフリーのキャリアカウンセラーとしても活動中。