【セルフケア】他人の悪口を言うのは危険!

【セルフケア】他人の悪口を言うのは危険!

あなたは日常生活で人の悪口を言うことがありますか?また、周りに悪口を言う人がいますか?ついつい口にしてしまう他人への批判や愚痴。実は、あなたの自己肯定感を下げる原因となっているかも知れません。

人への悪口は自分に言っているのと同じ

ストレスがたまってくると、つい他人にイライラしてしまい、悪口を言いたくなってしまうもの。しかし、ストレス発散のために人の悪口を言うのは良くありません。

なぜ悪口が良くないのかというと、他人に悪口を言うのは自分を傷つけているのと同じだからです。

潜在意識の機能として、「主語を聞き分けない」という特徴があります。潜在意識とは私たちが自覚することなく活動する意識、つまり無意識の部分です。主語を聞き分けないというのはどういうことかと言うと、他人の事を言っても、自分のこととしてその情報をストレートに受け止めてしまうのです。

(例)
「あの人大嫌い」  → 「自分大嫌い」
「あいつはダメだ」 → 「私はダメだ」
「あいつムカつく」 → 「自分ムカつく」

このように、人に対して言ったことを自分のことだと思い、無意識に脳へインプットしてしまうのです。ですから、人への悪口を言えば言うほど、自分に攻撃していることになり、自己肯定感が下がってしまいます。

悪口を良く言う人で「私は幸せ!」と言っている人は、いないのではないでしょうか。幸福感を感じられる人は、人の悪口が少なく、自分を責めることもない、自己肯定感の高い人なのです。

ネガティブな感情は伝染する

ネガティブな感情は伝染することをご存じでしょうか?イライラや不安を言葉や態度で表す人のそばにいると、周囲の人も同じ感情を持つ確率が高くなるのです。

そのため、もしあなたが人の悪口を言った場合、その負の感情が周囲に伝わってしまいます。例えば、あなたが職場でイライラして言葉や態度に表したとしたら、あなたの周りの上司・同僚・部下たちにもイライラが伝染します。そうなってしまうと、あなたの人間関係が悪くなってしまう可能性もありますね。

悪口を言うと、自分を傷つけるだけでなく、人にネガティブな感情を伝染させてしまうということを覚えておいてください。

悪口を言う人とは距離を置く

人の悪口ばかり言っている人と一緒にいると、こちらまで嫌な気分になってきたりします。その時点で、あなたはネガティブな感情に巻き込まれており、あなたにとってプラスにはなりません。

悪口が多い人とはできるだけ距離を置き、なるべく関わらないようにするのがおススメです。自己肯定感が低い人は、つい他人に合わせてしまう傾向があります。しかし、自分を守るためにも、苦手な人と無理に付き合う必要はありません。上司が悪口ばかり言っている場合など、どうしても距離を置くことが難しい場合もあると思いますが、無理に相手に合わせる必要はないので、必要最低限の付き合いにするとよいと思います。

私は以前、会社の休憩室で、先輩たちが人の悪口を延々と話している中でランチをするのが苦痛でした。そこで、お世話になっていたカウンセラーさんに相談したところ、「距離を置く」ということを勧められ、お昼休憩の時は1人で外食をすることにしました。食費が高くついてしまいましたが、ネガティブな感情に流されることもなく、リラックスした昼休みを過ごせるようになりました。

「この人といると疲れるな」という直感を大切に、他人のネガティブな感情からあなたの身を守りましょう。

最後に

今回は、「悪口」についてお届けしました。つい感情的になってネガティブなことを言ってしまう時もあるかと思いますが、その時には今回お伝えした「悪口を言うのは自分を傷つけているのと同じ」ということを思い出してもらえればと思います。

自己肯定感を高めて幸せになりたいのであれば、悪口を言わないようにすることは大事です。人の悪口を言う暇があれば、人の良い所を1つでも多く見つけてみませんか?


(セルフケア関連 参考記事)
自己肯定感を高めよう
自分を客観的に見るだけで心が軽くなる

投稿者プロフィール

岸まゆみ
岸まゆみキャリアカウンセラー
2010年より介護サービス企業の法務に10年間携わり、マネジメントも経験。自分がカウンセリングを受けて気持ちが楽になったことからカウンセラーになることを決意。2020年より生活保護受給者の就労支援カウンセラーとして従事した後、2021年10月にキャリアブリッジへ入社。2021年よりフリーのキャリアカウンセラーとしても活動中。