【イライラ解消法②】事実と解釈を分けて考える

【イライラ解消法②】事実と解釈を分けて考える

キャリアカウンセラーの岸まゆみです。
今回は、イライラ解消法 第2弾をご紹介します。


前回までの記事をまだ読んでいない方は先にこちらからお読みください
↓↓↓
イライラしやすい人の特徴5つ
【イライラ解消法①】イラっとしたらまず〇〇!

事実と解釈の違いとは!?


イライラ解消法 その2は、「事実と解釈を分けて考える」ということです。


事実:
いつ・どこで・誰が・何をしたという、誰が見ても揺るぎないもの


解釈:
事実に対して行う、人それぞれ独自の意味づけ


例えば、上司から「頼んでいた仕事できた?」と言われた時の事実は

○日○時にオフィスで上司が「頼んでいた仕事できた?」と言った

ということです。

この事実に対しての解釈は何通りもあります。
いくつか例を挙げてみましょう。


解釈①
「そんなに早くできるわけがない!私がどれだけ忙しいかということを上司に分かってもらえていない!」と思ってイライラする。


解釈②
「上司は仕事の進捗が気になって把握しておきたいんだな」と思い、特に感情的にならない。


解釈③
「上司は私のことを気にかけてくれているんだな!嬉しい!」と思い、感謝をする。


このように、解釈しだいで感じ方が変わってきます。

「私が正しい」と思い込んでいる人は、ある出来事が起こった時、自動的に思い込みで解釈するクセを持っており、イライラしてしまいます。
(上記の例であれば、①のパターン)


本来は事実に対して複数の解釈をする選択肢があるのです。
しかし、自分の考えが正しいと思い込んでいると「他の解釈があるかも?」と選択肢を広げることができないのです。

事実と解釈を分ける方法


何か出来事があった時、自動的にイラッとしてしまったのであれば、事実と解釈を分けることができていないかもしれません。

「ムカつく!」
「否定された!」
「バカにされた!」

などと自動的に、イライラ(嫌な感情)を感じた時は、まず「この出来事の事実はどんなことで、私はどんな解釈をしたんだろう?」と考えてみましょう。

無意識で日常生活を過ごしていると、ついつい自動的に、その人特有の「解釈」をしてしまいます。

「解釈」の内容は人それぞれの育ってきた環境や経験によって大きく異なります。

実は「解釈」はほとんどが「思い込み」です。


【事実と解釈を分ける方法】

①自動的に解釈してしまうのは仕方ないことなので、一旦は自動的に反応し、イライラしてもOK!

②「イライラ」という感情を感じた後で一度深呼吸をして、その出来事の「事実」と「解釈」に分けて考えてみます。


その際のポイントは、このように頭を切り替えることです。


ムカつく!
 ↓
なぜ私はムカついたんだろう?
私に原因があるとしたら?


否定された!
 ↓
否定された訳じゃないかも!


バカにされた!
 ↓
バカにされたとは限らないかも?


このように頭を切り替える練習を続けていけば、感情のままにイラっとするのではなく、自分の感情を自分でコントロールできるようになりますよ。

まとめ


「自分が捉えた解釈と違った解釈ができるのではないか?」
という視点で考えると、感じる気持ちが大きく変わってきます。

ぜひ、日常生活の中で試してみてくださいね。

イライラ解消法その②
事実と解釈を分けて考える


次回は「イライラ解消法 その③」です。
お楽しみに!

投稿者プロフィール

岸まゆみ
岸まゆみキャリアカウンセラー
2010年より介護サービス企業の法務に10年間携わり、マネジメントも経験。自分がカウンセリングを受けて気持ちが楽になったことからカウンセラーになることを決意。2020年より生活保護受給者の就労支援カウンセラーとして従事した後、2021年10月にキャリアブリッジへ入社。2021年よりフリーのキャリアカウンセラーとしても活動中。